​奥本昌夫

​オクモトマサオ

1969年　北海道豊浦町出身

札幌市在住

O型

1997年よりFlyFishing関連の

執筆、写真撮影、寄稿を始める。

​

現在FlyFisher誌、

NorthAnglers（共につり人社）

企業のウェブサイトなどの執筆,

写真提供、ビデオ撮影、

フライフィッシング関連中心

​

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曾祖父の代に

北海道の道南地方に一族で移住。

噴火湾最奥のサケマスの定置網漁を営み、

私はその４代目として生を受けました。

生まれる前からサケやマスから

恩恵を受けていたんですね。

​

17歳で見た目のスマートさに惹かれて

始めたフライフィッシング。

独学単独行を繰り返していましたから、

なかなか上手になりませんでしたが、

下手なりにも、

激しいファイトをするニジマスや

美しいパーマークを持つヤマメから、

神秘と官能の世界を

知ることになったわけです。

​

​

24歳で初めて海外に行き、

さらに衝撃を受けます。

​なんという世界があるのかと。

帰国してなんとかその世界を

生活にできないかと考え、

定職に就かずに始めたのが

海外と北海道の

マス釣り生活でした。

​

海外ではいつもバックパッキングに

生活道具を詰め込んでの、

フライフィッシングの旅。

毎回、2～3ヶ月。

金がなくなるまで続けて、

帰ってきたらせっせとバイトをして金をため、

また出かけていきます。

地球を北へ南へ。

​

仕事のためではなく、

誰かのためでもなく、

暇だからでもない、

ときに命をかけた、

酔狂なマス釣りの旅。

​

高い山を越えて、

深い谷を抜け、

強い流れを下り、

広い海を渡り、

荷を背負って自分の足で歩き、

ボロボロのバスを乗り継いで、

小さなボートで不安に駆られ、

人の親切に安堵し、

油臭い飛行機をヒッチハイクして、

ただただ、

マスの居る場所を求めて、

それがボクのマス釣りの旅でした。

​

原稿を出版社に買ってもらい、

長く繰り返し旅を続けられたことは

とても幸運なことでしたが、

単に運が良かっただけではありませんでした。

​

ボクがフラフィッシングの記事を

書き始めた1996年当時、

業界の盛り上がりは最高潮でしたが、

すでに雑誌では海外の記事は受けない、

とあちこちの出版社で言われました。

​

けれども旅の描き方、内容によっては、

読む人の心を掴むことができるはず。

海外の記事は片っ端から読み、

何度も何度も読み返すほど

研究してましたから、

なぜ万人に受けないのか、

逆に、自分はどういう記事に

心を動かされたか、

そんなことばかり考えていました。

​

もう一つ重要だと感じたのは、写真。

高校時代から写真をやっていたので

ポジフィルムも違和感なく、

加えて自分撮りの研究も随分しました。

 

「釣りの記事には釣り人が写ったものが必要」

と、高価なフィルムを無駄にしながら、

なんとか形を整えていきました。

　

​

連載はそこそこ人気になりました。

誰も言ってはくれないので、

ここで暴露しておきますが、

当時担当だった編集部員が

「奥本さん、スゴイです、

送られてくるアンケートの面白い記事、

ダントツで1位ですよ」

それはそれは嬉しい言葉でした。

​

​自分の記事を楽しみに

している人たちがいる、

それは大きな励みでした。

10年近く二人三脚でやっていた、

その担当もいないですけどね。

​

数えてみたらこんな生活も

けっこうな時間がたちました。

なかなか得られない月日を

身をもって体験できたのは確かです。

​

まだまだ終わった感はありませんが、

ようやく、自分の活動と仕事を

このような形で

まとめてみる気になりました。

​いつか単行本にも。

 

​​

ボクの目指した旅と同じく、

このサイトもまだどこかへ向かう途上。

​骨格だけの完成です。

​マス釣りの世界を愛する

日本の方々、それに世界の方々、

​マスの旅.net

よろしくどうぞ。

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